• 日本オストミー協会山形県支部は山形県内2,200名のオストメイトの社会復帰、QOL(生活の質)及び福祉向上のため、仲間同士の交流会や相談会、医療従事者を招いての研修会や入浴体験会など様々な活動を行っています。

2024.6.15 最上地区研修会が開催されました。

今年は県立新庄病院脇の最上センター薬局で開催

6/15〔土〕9時半~「最上地区オストメイトとご家族のための研修会」が行なわれました。

今年の会場は、昨年10月に新しく出来た県立新庄病院の隣、最上センター薬局3F会議室です。

予約頂いた人数よりも多くの参加者が集まり、病院関係者、販売店の方も合わせて18名です。

始めに、A氏の体験談「終活は思い出づくり」の披露の予定でしたが、都合により本人不参加の為別の方から代読して頂きました。

A氏が病気になってからストーマ造設まで仕事をしながら痛みや苦しみ、大変な事も経て、オストメイトになって退職後の旅行のお話は興味深く、気持の変化にも共感しました。

次に県立新庄病院外科医師伊東賢先生による「オストメイトが災害にあったら」についての講演です。

冒頭で昨年の講演でパウチの消臭効果があるクランベリーのお話があり、試飲・試食をご用意して頂きました。

今回は昨年用意出来なかった甘草〔リコリス〕のお茶を用意して頂きました。(先生持参の給湯ポットで)甘草・パセリも消臭効果があるそうです。

本題に入り、災害にあったら私達オストメイトは福祉避難所へ避難します。しかし、パウチ交換をする場合、介護施設が避難所になる事が多く、元々利用されている方がいるためストックがあまりないそうです。

病院・売店・販売店にはおいていますが、自分のパウチを約1ヶ月分位、自宅の一個所だけでなく分散して保管しておいた方がいいそうです。

災害時に意外と新聞紙が役に立つとのアドバイスもありました。

いつも、オストメイトに寄り添ってお話しいただいているので、ありがたく、感謝申し上げます。

分散会では自己紹介のあと、相談したいことなど話しました。

今回は今年4月に手術した方の参加があり、医師や看護師に聞きたいことが色々出てきたとのことです。皆さん日々悩みながら、でも、生活しやすくと考えているようです。

パウチの費用が値上がりしている話も。また10月値上りする話もありました。節約の為、ネットで購入している方もいました。

最上地区は年に一度しか集まりがなく、もう少し皆さんとお話する時間が欲しい気がしました。来年度、対応したいと思います。