• 日本オストミー協会山形県支部は山形県内2,200名のオストメイトの社会復帰、QOL(生活の質)及び福祉向上のため、仲間同士の交流会や相談会、医療従事者を招いての研修会や入浴体験会など様々な活動を行っています。

2023年6月17日最上地区研修会を開催

2023.6.17(土)最上地区オストメイトとご家族の研修会が新庄市民プラザ小ホール新庄市の最上広域交流センター「ゆめりあ」において「最上地区オストメイトと家族研修会」が開催されました。

■参加者はストーマを造設して半年の方から20年のベテランの方。販売店さんや訪問看護師さん県立新庄病院の先生、看護師さん合わせて14名。
早速、自己紹介から始まり、その中で旦那様がストーマ造設の手術をされたので、皆さんどんな感じで過ごしているのか、お話を聞きに来た奥様が印象的でした。
 その後、体験談の発表は阿部支部長からオストメイト生活を紹介して頂きました。膀胱がんからのストーマ造設。色々失敗したこともあったお話しされました。それでも自分なりに改善策を編み出して、アイデアグッズで解決したり、トイレットペーパーで“こより”を作ってパウチの排出口の水分を掃除したりするなど。今も週2のペースでスイミングをしているそうで、びっくりしましたし、お元気な理由かなと思いました。
 次に県立新庄病院、外科医師の伊東賢先生。会が始まる前にクランベリーのドライフルーツ5種類をテーブルに並べ、クランベリージュースも出席者に振る舞っていて(自腹です)これがパウチの中の臭いを抑える作用があると説明されました。リコリス(甘草)のお茶も効き目があるとの話ですが、新庄に売ってないそうです。用意されたクランベリージュースもなかなか取り扱うお店がなく、オーガニックコーナーで数本、価格もなかなかなお値段だそうです。お話しベタだとおっしゃっていましたが、プロジェクターに写し出される、分かりやすいアニメを使った映像や、場を和ませるお話であっという間に講演が終わりました。終始、私達オストメイトに寄り添うお話をして頂きました。
 その後、困っている事や質問など話し合いました。今回の参加者はストーマを造設して間もない方が多く、シートベルトが当たって心配とか、パウチ交換しても、すぐに漏れそうなど。腸閉塞が心配という方も。ストーマの変化や気になる事は伊東先生や小野皮膚・排泄ケア認定看護師に連絡して受診してくださいとのことです。話し合いの中で貼り替え時にきちんと面板がふれる皮膚を乾かし、少しでもパウチの面板部を空気にさらして皮膚呼吸をさせましょうと阿部さんから提案がありました。パウチを貼ったら手のひらの体温でじっくり押さえておくと剝がれにくくなるのでは?と先輩方のお話でした。仕事中や外出先で面板が剝がれそうとか、漏れそうなときは保護テープで応急処置し、帰宅後ゆっくりパウチ交換しているという方も。
 今回の研修会は予定よりも多くの方に参加して頂き、コロナ禍が過ぎ皆さん情報交換や交流の場が欲しいという現れなのかなと思いました。一人で悩まずみんなで話し合ったり、共有出来たりすれば少しはオストメイトが生活しやすくなるんじゃないかと思います。
                    《報告者 菅》