
8月20日、酒田市に対し、日常生活用具給付等事業制度の改定を求める陳情活動を行いました。これは一昨年に続き2度目の陳情となります。改定の内容として①現行の種目・品目及呼称の見直し⇒「ストーマ装具(消化器系・回腸)」を新設 ②給付基準額の増額 ③仮ストーマ造設者にも基準額の適用を要望 以上の3点です。
今回の陳情は、市議会議員の齋藤美昭氏の仲介と助言により実現しました。 また、東京からコロプラスト株式会社の市門氏にも打ち合わせから参加いただき、全国の事例に基づいた貴重なご助言をいただきました。市門氏は以前から各地の要望活動を支援してくださっており、今回の陳情にも同行してくださり、大変心強い存在でした。
要望書提出には、酒田市に在住のオストメイト3名に加え、市外の仲間3名も駆けつけ、全員がそれぞれの思いを直接訴えました。要望書は、斎藤議員と市門氏、そして参加した仲間の見守る中、庄内オストメイト家族会の副代表を務める宮崎さんから酒田市役所の健康福祉部長に手渡されました。
一昨年の陳情に対し、酒田市は「他市の状況等を注視しながら、財源も含めて検討する」との回答でした。しかし、今年4月に隣接する鶴岡市で基準額が増額され、酒田市との間に約3,700円の差が生じています。この状況を看過できないとの強い思いから、私たちは今回の再陳情に踏み切りました。今後も、オストメイトが安心して暮らせる社会の実現に向けて、活動を続けていきたいと考えています。
