• 日本オストミー協会山形県支部は山形県内2,200名のオストメイトの社会復帰、QOL(生活の質)及び福祉向上のため、仲間同士の交流会や相談会、医療従事者を招いての研修会や入浴体験会など様々な活動を行っています。

社会適応訓練事業 2019第1回オストメイト研修会開催

2019.7.21(日)日本海総合病院でオストメイ研修会が開催されました。

日本海総合病院講堂で今年度第1回目のオストメイト研修会が開催され、 オストメイトとご家族28名、病院関係者6名、装具メーカー2社の合計36名の参加がありました。また山形大学医学部の生徒さんから「退院後のオストメイトの日常生活」について取材の要望があり、教授の片岡先生とお見えになりました。お二人はグループ交流にも加わり、参加者と親睦を図っていました。

講演 「自分でストーマ装具の交換ができなくなった時の対応について」

今回の研修テーマは「自分でストーマ装具の交換ができなくなった時の対応」についてです。日本海総合病院主任看護師の佐藤慶様から講演いただき、悩んだ時には「まずかかりつけ病院、あるいは地域包括支援センター、または介護認定を受けている方はケアマネジャーに相談しましょう」とアドバイスをいただきました。なおテキストに使用したスライドのイラストも佐藤さんがご自身で作成されたそうです。ビックリ!

グループ交流について

「仲間同士直接お話ができる場がある事を知って良かった」、「装具に関する感想や様々な工夫」など活発な交流が図られましたがあっという間に終了時間が来てしまいました。

Aさんの体験談 障がい者としての旅行を楽に、そして安くするため工夫を披露

仲間のAさんが関東方面に夫婦で2泊3日の旅行に行き、「手荷物を少なくする」、「障がい者割引を上手に利用」等の体験談を要約しました。

  • 必携の装具一式など移動時に必要なもの以外は予め運送会社の「往復宅急便」を利用し旅館に送っておいた。そうすると帰りの荷物も運送会社で自宅に届けた。
  • 航空会社に予め障がい者として登録。夫婦それぞれの航空券を半額で購入、搭乗時手帳の提示も不要だった。
  • パスモというIC乗車券を購入して地下鉄に乗り、出札口の駅員に障がい者手帳を提示して夫婦それぞれ半額運賃摘要。私鉄のバスも同様で支払いが簡単だった。


最後に
おかげさまで今回も大きな成果を感じることのできる研修会となりました。遠方から駆けつけていただいた方、お休みのところ時間を割いていただいた方など、皆様の暖かいご支援には本当に感謝しております。運営委員一同より、ご参加いただいた全ての方に厚くお礼申し上げます。
             庄内オストメイト家族会運営委員一同