• 日本オストミー協会山形県支部は山形県内2,200名のオストメイトの社会復帰、QOL(生活の質)及び福祉向上のため、仲間同士の交流会や相談会、医療従事者を招いての研修会や入浴体験会など様々な活動を行っています。

2023年7月29日西村山地区研修会を開催

2023.7.29(土)西村山地区オストメイトとご家族の研修会が県立河北病院で開催されました。

2023.7.29 西村山地区オストメイトとご家族の研修会報告書

日時 2023.7.29(土) 9:30~12:00
場所:県立河北病院5階会議室
開会、進行は日本オストミー協会山形県支部長阿部日出夫さんから
阿部日出夫さんから
今回、西村山地区は初めての開催である。阿部さんからの希望は皆さんが手術、病気前と同じような生活ができるように、また阿部さん本人も13年前、膀胱がんになり苦しみ手術を受けた。
現在のストーマ使用者は(西村山地区)河北42名、西川8名、朝日9名、大江11名、寒河江71名となっている。
準備、協力スタッフの紹介がありました。


☆体験談「オストメイトになって」河北町Wさんから

微熱があり、河北病院で診療、大腸の働きが20%、入院、病名、原因分からず54日入院。常に便通は60年間良好であった。入院中いきなり肛門から出血し、命が危険な状態でしたが助けていただき、3回目出血で夜中山形大学病院へ転院し緊急手術を受けた。病名「出血性大腸炎」大領の外側が硬くなって、大腸の働きがダウンした。命を助けてもらった(皆さんにお世話になりました。)
問:Wさんは障がい者何級か?
答:大腸の手術によるストーマと膀胱障害のカテーテルの排尿で4級から3級です。
問:障碍者の4級と3級はいろいろな面で違ってくる。
全体的検討が欲しいな~?(希望)


☆講演「トラブル予防と自分で管理できなくなった時」について

講師は山形県立河北病院皮膚・排泄ケア認定看護師宍戸由美さん
自己紹介から始まり、何故ストーマにトラブルが起きやすいのか説明、ストーマの周囲の予防、対処方法、皮膚のただれ、かゆみ、剥離剤を使用し、うまく剥がし、ストーマ周りの皮膚を保護する。
また、感想での保湿剤使用は大事である。

☆メーカー・販売店からの1点お薦め商品説明。(サンプル品の配布有り、嬉しいな~!)
☆グループ交流、自己紹介
  • 膀胱がんの為手術、ストーマ(山大、河北病院と連携により良好)
  • 始めストーマ漏れ、剥がれ有ったが今漏れなくなった。
  • ストーマ、パウチぬるま湯で洗浄し、うまくいっている。
    ※看護師宍戸さん、ストーマにも消臭、耐久性があるのでお薦めはしないが。
  • 汗をかくと剥がれ易い(体を動かすと汗をかく、ストーマが剥がれ易くなる)
  • 大腸がん手術、ストーマ爆発、漏れ一回あった。
  • ストーマ耐久性をテストしながら前の講習会で聞いた洗浄、毎回のようにしてリフレッシュ。
  • 前立腺がん、ストーマ使用(手術後)家族協力生活している。嬉しい!!
  • ガン宣告され手術5年、役場からの援助金銭的に商品の値上がりあって厳しい。

問:助成金について金額、申請?(半年)
答:体のいろいろな変化があるため半年に一回の申請と思われる。
ストーマ関係の問題があれば自分で悩まず看護師の宍戸さんに聞いてください。
連絡事項⇒ストラップ、アンケートへの協力。
※毎回のように参加させてもらうとすごく勉強になる。同じような悩みの人がいる。自分より大変な人がいる。皆さんがオープンでいろいろ気持ちが通じるようです。

【研修会後皆様から頂いたアンケートに記載された感想です】

  • 2回目の参加ですが大変自分の力になりました。
  • 色々な方のお話しが聞けて参考になりました。ありがとうございました。       
  • 講師の先生の説明はわかりやすく、さっそく生かしたいと思いました。        
  • いつも大変勉強になる。感謝します。     
  • 初めて参加させてもらいましたが、大変良い会でした。     

                 《報告者 渡部》